【実体験】上場ホワイト企業勤めだった私が転職した理由【20代・30代】

転職

「ホワイト企業に勤めていて大きな不満もないけど、このままで良いのか不安…」、「仕事に熱意ややりがいを感じない…」ということはありませんか?

20代~32歳までの私がそうでした。

今では転職したことで世界が広がり、毎日だらだらと生きていた私がキャリアについて日々考え皆様に発信したいと思うところまで来ました。

転職するに至った経緯・背景・その時の思いをここに記します。

⇩この記事はこんな人におすすめ

  • 今の会社に大きな不満はないが、このままで良いのか不安
  • 仕事に熱意や、やりがいを感じない
  • 転職は興味あるが踏み出せてはいない

1.ホワイト企業の何がダメだったのか

20代のころはこのまま会社の中で、のらりくらり過ごしていくんだなと、ぼんやりと考えていました。特に大きな不満もなく、福利厚生も充実。同僚とも仲が良くプライベートでも遊んだり、それなりに充実した毎日を過ごしていました。(今になって思い返せば、充実とは言えなかったのかもしれません)

具体的にどんなホワイト企業だったかは別の記事にて記載します。

私がホワイト企業で違和感を覚え始めたのは30歳手前に経営企画部という部署に異動してからでした。

経営企画部という部署は、その会社にもよりますが会社の将来のビジョンを決めたり、将来の事業計画を作ったり、業績を管理・コントロールし、会社を成長に導いていく、所謂社長・役員の側近的な存在です。

初めて経営に近いところで会社のことを考えるようになり、この会社の強みは何か、どう成長させるのがよいかを考えていくうちに以下のような会社の弱点が見えるようになってきました。

①上層部の熱意が低い

まず上層部(役員)の経営に対する熱意が感じられませんでした。

プロジェクトを立ち上げ、いざ実行しようとしても上層部は常にネガティブな反応を示す。このままでは10年後、20年後会社が成長できないと、上層部もわかっているのに手を打たない状況が続いていました。

役員同士での雑談を聞いていた時「俺が退任してからやってほしい」「10年後は俺居ないから知らん」という言葉を聞き、愕然としたのを覚えています。

人間ですからそういう気持ちがあるのは理解しますが、役員の立場でそれを口にする意識の低さに悲しみを覚えました。

これがこの会社を経営する人たちの考え方なのだと理解し、長くは存続しないと感じました。

②従業員のやる気が低い

従業員の仕事に対するモチベーション・やる気も低かったです。

上記の役員の低い熱意が伝播したところもあると思いますが、一番の要因は、

仕事をやってもやらなくても評価が一定、むしろリスクをとってチャレンジしたほうが損

という考えが蔓延していたことだと思います。

残業はとにかく少なかったですが、それは仕事の量が少ないことでもあります。

そもそも新しいプロジェクトなど滅多に始動しませんから、日々決まった仕事をやるルーチンワークが主流で、慣れてしまえば業務効率も上がり残業もどんどん減っていきます。ルーチンをこなせば評価を得られますから、新しいことにチャレンジする必要もありません。

  • 新しい仕事が増えない⇒ 
  • 仕事の絶対量も少ない
  • ルーチンワーク
  • モチベーションダウン
  • 繰り返し…

自分は経営企画部という立場で成長のための施策を打ち出しても、従業員からすると仕事が増えるいい迷惑で、自分だけが空回りしている気分でした。

③会社の成長性がない/強みがない

①役員の熱意がなく、②従業員のモチベーションも低ければ当然の結果なのかもしれませんが、会社の成長性がないなと感じていました。

100年くらい続いている企業ではありましたが、持っている技術・ノウハウ・知的財産権などはどれも古く、他社が真似しようと思えばできるレベルのものでした。

ただ、あとから参入するには大きな旨味がないということが参入障壁となり、会社が存続していたと思います。

実際、ベテラン技術者・開発者に「この会社の強みはなにで、何の技術で儲かっているのか?」と質問しても「わからない」と返されました。

新しいことも始めず、今の事業を細々と続けていくだけだと、自分が50歳になったとき会社がしっかり稼げるのか疑問でした。

2.転職理由と、転職を後押しした自分のやりたかったこと

1.の通り会社の弱点が見え、それまで無気力だった私も「この会社のままで良いのか?」という疑問を持つようになりました。

ただ、会社の経営状態に疑問はあるものの、福利厚生は充実しているし、今すぐ会社が潰れる訳でもなく自分の定年までは存続するのでは、ならリスクもある転職はしなくてもよいのではという思いもありました。

転職する決意に至ったのは、自分のやりたいことをやりたいと思ったからです。

やりたいこととは、マイホーム注文住宅を建てることです。

その会社は福利厚生は充実していたものの、基本給は低めでした。また会社が成長しないということは今後給料が増える保証がないということ。

マイホーム、ましてや注文住宅を建てるとなると高い年収と、会社の成長(=給料の継続的な上昇)は必須条件でした。

社の弱点(経営陣、従業員、成長性)と自分のやりたいこと(マイホーム)、この2つがあって私はホワイト企業から転職を決意しました

3.転職して良かったか

結論から言うと、転職して良かったです。

理由は、以下です。

転職して「良かった」点

  • 新しい職場は熱意がある人が多く、仕事にやりがいが出た
  • 自分のキャリアについて考えるようになり、人生をどう生きるか設計するようになった
  • マイホームが持てた
  • 仕事に充実感が出ることで、プライベートも充実するようになった

もちろんすべて良かったかというと転職して悪くなった部分もあります。

転職して「悪かった」点

  • 残業が増えた(前:月10時間 ⇒ 今:月20時間)
  • 仕事の責任・求められるレベルが高くなった
  • 職場の人脈が0からスタートになった

ただ、悪かった点も含めて総合的に見て、私にとって転職は正解だったと思います!

4.ホワイト企業勤めのままではダメなのか

では、私が勤めていたようなホワイト企業にお勤めの人、ホワイト企業のままではダメなのかというと必ずしもそうではないと思います。

大事なのは

  • プライベート含めて自分のやりたいことがその会社で叶えられるか(例:マイホームを持つのに給料、会社の成長などの条件がそろっている
  • 今の仕事にやりがいを感じるか
  • 職場の環境は自分に合っているか

上記のような観点で考えて、自分に合っていると感じるなら今のままで全然大丈夫です。

むしろホワイト企業に勤めながら自分の願いもかなえられる勝ち組だと思います。

(私は残念ながら勝ち組にはなれませんでした)

4.まとめ

私が転職した理由

  • 上層部の熱意が低かった
  • 従業員のやる気が低い
  • 結果、会社の成長が望めなかった
  • 仕事へのやりがいもなかった
  • マイホームが欲しく今の会社では、金銭的な不安があった

転職の良かった点、悪かった点

  • (悪い)残業が増えた(前:月10時間 ⇒ 今:月20時間)
  • (悪い)仕事の責任・求められるレベルが高くなった
  • (悪い)職場の人脈が0からスタートになった
  • (良い)新しい職場は熱意がある人が多く、仕事にやりがいが出た
  • (良い)自分のキャリアについて考えるようになり、人生をどう生きるか設計するようになった
  • (良い)マイホームが持てた
  • (良い)仕事に充実感が出ることで、プライベートも充実するようになった

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後も自分の実体験をもとに皆様に少しでもヒントになることを発信していければと思います。

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